釣果捏造を考えてみた

ネット上で度々話題になるこのネタ。

本人が捏造を認めている場合を例にあげると、ブログの写真に写っている魚が使い回しとか、魚の写真をネット上で拾ってきたとか、エサで釣ってルアーで釣れたと書くとか。

まとめサイトで知るぐらいのレベルだから詳しくは分からないけど、竿やルアーのテスターだったり、釣具メーカーの関係者だったりする人が釣具を紹介し最終的には宣伝する為の媒体で、こんだけ釣れた、大きいの釣れたって見栄はって嘘で報告する必要があるんですかね。

この道具を使えばこんなの釣れるんだ。と思わせるのではなく、初心者〜中級者には、うわべだけじゃない釣りや魚のもっと本質的な事を発信するべきだし、中級者〜上級者には開発思想を知ってもらった上での詳しい商品説明の方が役に立つのではと自分は思います。

そもそも道具を宣伝したいのか、腕自慢をしたいのか、よく分かりません。

初心者でも、上手くなくても、非力でも、使いやすくて魚が釣れる道具が理想的だと思うので、腕自慢の内容だと、上手いから釣れたんですねってなりそうな気がしますけど、上手い+道具が良い=釣果って図式の記事が釣具業界だと本当に多いんだなと感じます。

しかし、嘘の釣果でしか勝負出来ないっていうのは、商品自体に自信がないのはもちろん、頼みの釣りの腕すらないのではないでしょうか?

商品に対しての自信はないし、釣りの腕もない。あるのは自己顕示欲だけというまさに声が大きい者が勝つ世界。

製造会社に丸投げ、ただ出来たモノを売るだけで、そこに思想がない。最悪技術や知識はなくても良いんです。OEMってそういうものですから。

しかし売る方の責任として思想は持っていて欲しい。個人的な考えとしては釣りの上手い下手なんて曖昧なものもどうでも良いのです。

見栄を張らず、嘘をつかず、真面目な人が報われる釣具業界になる日は来るのでしょうか。

ぱおログの管理人「ぱお」です。 元釣具メーカー勤務で、主に釣り竿(ロッド)の設計と開発に携わっておりました。 自社ブランドはもちろんOEMで様々なブランドの竿も設計してきた経験を活かして釣り人の皆さんに役立つ情報を発信していけるようなブログを目指しております。

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